自宅でお手軽に味わえる羊料理の楽しみがまた一つ増えたようです。
7月4日に「ベンガリーマトンカレー」というレトルト食品が新しく発売されました。成城石井のスーパーや通販で購入することができます。
なかなか普段目にする機会のないベンガル地方のマトンカレー。気になるそのお味はどうなのでしょうか?さっそく編集部でも食べてみました。
ベンガル地方とは?
まずは、この料理が生まれたベンガル地方について紹介します。ベンガル地方は、インド東部の西ベンガル地域と、バングラデシュを合わせた地域を指します。
人口の多くはイスラム教徒ですがヒンドゥー教徒の人も次に多くなっています。豚肉・牛肉ともに宗教的に食べられないという人達が多い中で、カレーに羊肉(マトン)が用いられるのは納得です。
ベンガリーマトンカレーについて
今回のベンガリーマトンカレーはそのようなベンガルの伝統料理をレトルト化したものです。本来はかなり時間をかけて調理するもので、「bengali mutton curry」で海外のレシピを検索すると調理に3〜4時間というものも出てきます。
それをレトルトで数分で食べられるというのは本当にお手軽ですね。
監修者・⽯濱匡雄とユザーン
今回のカレーには2人の監修がついています。1人はインドの弦楽器・シタール奏者の⽯濱匡雄さんです。もう1人はインドの打楽器・タブラ奏者のユザーンさんです。
2人ともインドに長く滞在した経験をもち、ベンガル料理の研究家として『ベンガル料理はおいしい』という本も出版しています。
ということで、今回のベンガリーマトンカレーもかなり本格的に再現されたものが期待できそうですね!
実際にベンガリーマトンカレーを食べてみた
それでは、いよいよ実際に食べてみます。ご覧のように、じゃがいもと羊肉がしっかりと入っているのがわかります。
食べてみると、マトンのお肉はかなり柔らかく、スパイスもお店で味わうようにしっかりと利いていておいしいです。なお、スパイスは利いていても辛さは強くないので、比較的辛いのが苦手な人でも大丈夫な味ではないかと思います。
⽯濱さんによると、日本米の場合はお好みで塩をひとつまみかけると良いようです(今回も日本米だったのでかけてみました)。
ベンガリーマトンカレーおすすめの食べ方。日本米と食べる時は好みで塩をひと摘み、バスマティ米の時はは砂糖をひと摘み、辛さには青唐辛子、香りをプラスしたい方は食用ローズウォーターを2滴入れるのも合います。味付けを濃すぎず作ってるので、自分好みの味に調整できるのもこのカレーの魅力です。 pic.twitter.com/XJPzLopSXn
— シタール奏者 石濱匡雄 (@ishihama) July 7, 2020
塩をかけなくても味はしっかりありますが、かけると塩味がカレーにフィットしてまたおいしいです。
量の方も羊肉・じゃがいものボリューム満点で大満足でした。
レトルトで保存も2年近くできるので、いくつか買い置きしておいてもいいかもしれません。