羊肉に合うボルドーの赤ワインの特徴
羊肉にはやっぱり赤ワイン?じゃあ、どの赤ワインが合うの?
その質問をされたときに、真っ先に出てくるのがボルドーの赤ワインです。ボルドーの赤ワインと羊肉は、定番の組み合わせなのです。
羊肉はしっとりとした赤身に脂がしっかりと乗っていて咀嚼を必要とする強いお肉です。噛めば噛むほど味がしっかり出てくるというわけです。そして、独特の野生的な風味が魅力です。
ボルドーワインは、2種類以上のブドウをブレンドし複雑で豊かな味わいが特徴のワインです。特に左岸と言われる地域は、カベルネソーヴィニヨンを主体としたタンニンを多く含む力強い味わいがあるフルボディのワイン造りで有名です。
ミディアムボディの赤ワインでは、羊肉の風味やスパイシーさに負けてしまいます。
しっかりとした味わいと独特の風味を持つ羊肉と、それに負けない力強さと複雑さのあるボルドーワインはまさに至高のマリアージュと言えるのです。
ボルドーワインに合う羊料理とは?
また、ワインはその地方の料理と合わせるのが良いと言われています。フランス・ボルドー地方の郷土料理の一つに『アニョー・ド・レ(乳飲み仔羊)』のローストがあります。
特に『アニョー・ド・ポイヤック』と言われるポイヤック地区で飼育された仔羊が有名で、ポイヤックのワインと合わせるのが定番とされています。ボルドーのワインは全般的にフルボディですが、ポイヤックのワインはより力強いのが特徴です。
ボルドーでは、羊肉はローストのようなシンプルな料理で供されることが多いです。シンプルな羊肉料理を食べる際は、ボルドーワインを合わせてみてはいかがでしょうか?
オススメはポイヤックの「ポイヤック・ド・ラトゥーユ」です。ポイヤックらしい重厚感と骨格があり、ぶどうの凝縮感も味わえるワインです。