ウイスキーは食後酒?
ウイスキーと言えばバーでゆっくり飲む、食後にゆっくりと飲む、家で寝る前にくつろぎながら飲むといったイメージが強いのではないでしょうか。
そもそもなぜウイスキーに食後酒というイメージがついてしまったかというと、他のお酒に比べ食中にウイスキーと合う料理が少ないためといわれています。また、ウイスキーはチョコレートなど甘い物との相性が良いため、余計に食後に飲むお酒という印象が強いのかもしれません。
羊肉の旨味を引き出すウイスキー
しかし、実は羊肉を良く食べる人に“羊肉と合うお酒は?”と聞くとウイスキーと答える人も多いのです。“牛肉と合うお酒は?”と質問すると赤ワインと答える人が多いのに対し、何故羊肉にはウイスキーなのでしょうか。
ご存知の通り羊肉には独特のクセと香りがあります。牛肉などと比べて味が濃く、獣臭も強いことが特徴です。しかし、ウイスキーは樽で熟成させている為樽の香りや味わいが強く、濃い料理でも香りや味が負けない事。そして、使用する樽によってはバニラの甘みやナッツの風味があるので、味の濃い羊肉の旨味を引き出してくれる事が挙げられます。
羊肉とウイスキーの組み合わせ
ウイスキーには様々な味わいのものがあります。スパイシーな味わい、バニラを感じさせるような物、ピートが効いている物など多数ありますが、羊肉はシングルモルト全般と相性が良いと言われています。
その中でオススメは『タリスカー』と羊肉のステーキの組み合わせ。タリスカーは“舌の上で爆発するような”と表現されるほどのスパイシー感を味わえ、余韻にはドライフルーツを思わせる甘みが広がります。クセが強く味わいの濃い羊肉のステーキとは相性抜群です。